あなたができる#海のそなえ10

「自分は大丈夫」なんて思い込みが、悲しい事故を引き起こしているのかもしれません。
子どもと一緒に安心して海で過ごすため、これから紹介する10のそなえを確認し、実行してください。
今すぐあなたにできる、そなえがあります。

知識のそなえ

そなえ 1

海は自然の一部!常に変化していると知ろう。

海は自然の一部。いきなり海底が深くなったり、潮の満ち引きにより急に流れが速くなる箇所があります。
また、海にはさまざまな生物が生息していることも忘れないでください。
クラゲなどの危険生物には注意し、刺された場合はすぐに海から出て病院などの医療機関へ向かいましょう。

#海のそなえ#海を知ろう

知識のそなえ

そなえ 2

“離岸流”の怖さを知ろう。

海岸に打ち寄せられた波が沖へ戻るとき、強い流れとなることがあります。これを“離岸流”と言い、気づかない内に沖まで流されていることも。
もし岸から離れていることに気がついたら、まず落ち着くことが大切です。離岸流の流れは沖まで行くと弱まるため、泳ぎに自信がある人は岸に向かって斜め45度で泳ぎ、自信がない人は流れが弱くなったと感じるところで20m~30m横に泳いでから、岸へ向かってください。

#海のそなえ#離岸流

知識のそなえ

そなえ 3

ライフセーバーのいる海へ行こう。

ライフセーバーは海の安全を守るため、常に訓練をしています。溺れた人の救助や海岸の清掃、事故を未然に防ぐ活動などを行う、いわば海のプロ。子どもと一緒に海へ行った際は、ライフセーバーの言うことをしっかり聞くよう伝えてください。黄色に赤いエリのTシャツ、赤いショートパンツを着用しているのが目印です。
ライフセーバーのいる海水浴場は全国で約15%ですが、可能であればライフセーバーのいる海水浴場を利用するようにしましょう。

#海のそなえ#ライフセーバーのいる海水浴場

知識のそなえ

そなえ 4

準備体操をしてから遊泳エリアの中で泳ごう。

泳ぐときはいつもと異なる筋肉を使うため、けいれんなどを起こす可能性があります。しっかり準備運動をしてから泳ぐ意識を持ってください。
海水浴場の遊泳エリアは、赤と黄色の2色でできたフラッグの間、沖ブイの内側。岩場が少ないところ、潮の流れがゆるやかなところなどの安全な場所に設定されています。エリア外で遊ぶと水上オートバイやプレジャーボートなどと衝突する可能性もあるため、子どもがどこで泳いでいるか、目を離さないことも重要です。

#海のそなえ#遊泳エリアを知ろう

行動のそなえ

そなえ 5

天候が変わったら、すぐに海からあがろう。

海に行く前には、あらかじめ天気を調べましょう。遊泳中に、強い風、落雷、高波など天候の変化を感じた場合は、すぐに海からあがってください。水に浮いていると風の影響を受けやすいため、沖に流されないように要注意。

#海のそなえ#海の天候に注意

行動のそなえ

そなえ 6

スマホは防水タイプのケースに入れて携帯しよう。

子どもや周囲の人が事故に遭った場合、スマホがあればすぐに助けを呼ぶことができます。緊急時にそなえ、スマホを防水ケースや防水パックに入れて携帯しておくと安心です。

#海のそなえ#スマホは防水パックに

行動のそなえ

そなえ 7

海でお酒を飲むのはやめよう。

アルコールが体内に入ると、判断力や集中力、運動能力が低下し、溺れやすくなります。飲酒をしていた場合としていなかった場合の遊泳中の事故を比較すると、飲酒をしていた場合の死亡率は飲酒をしていなかった場合の約2倍という調査結果も。子どもが溺れても助けることが難しくなる可能性があります。お酒を飲んでの遊泳は絶対にやめましょう。

#海のそなえ#お酒を飲んだら泳がない

行動のそなえ

そなえ 8

溺れている人を見かけたら、すぐに助けを呼ぼう。

海水浴場で溺れた人を見たときは、まずライフセーバーやまわりの人に助けを求めてください。自分も巻き込まれてしまう可能性があるため、自ら海に入って助けるのはNG。溺れている人が掴まれるよう、ビーチボールやペットボトルなど、浮力のあるものを投げ、応援の救助が来るのを待ちましょう。
もしも海水浴場の外で事故を見かけた場合は、緊急通報用の「118番(海上保安庁)」、「110番(警察)」、「119番(消防)」のいずれかに連絡をしましょう。

#海のそなえ#海のもしもは118番

装備のそなえ

そなえ 9

ライフジャケットを着けよう。

ライフジャケットは、あらゆる水辺の事故を防止します。
船舶から転落した場合、ライフジャケット着用者の生存率は9割、非着用者の生存率は4割というデータがあり、着用するのとしないのとでは、生存率の差が2倍以上。また、浮き具を使用していても多くの人が海での事故に遭っています。子どもと泳ぐときは浮き輪だけでなく、ライフジャケットも着用しましょう。

#海のそなえ#うちのライフジャケット

ライフジャケットの選び方

  • 股ベルトつき
  • 子どもの体格に合うサイズ
  • 蛍光色や反射板つき
  • ホイッスルがついている

など

装備のそなえ

そなえ 10

飲み物と日焼け止めを準備しよう。

炎天下の海では、海の中にいても熱中症になることがあります。予防のために、こまめな水分補給や塩分補給を心がけ、長時間の直射日光を避けましょう。肌の炎症を引き起こす日焼けにも注意が必要。日焼け止めを塗る、日陰で過ごすなどの工夫をしてください。

#海のそなえ#水分補給大事#日焼け止め大事

10のそなえのうちどれか一つでも行うことができたら、
「#海のそなえ」と行ったそなえのハッシュタグを一緒につけてぜひSNSなどに投稿してください
ご家族やお友達に“そなえの輪”を広げましょう。

海のそなえメッセージ

Keep Watch ~子どもたちから目を離さない~

海は子どもたちに多くの学びと成長の機会を与えてくれます。海で楽しく安全で素敵な時間を過ごすために、”海のそなえ”で重要なのは「海をよく観察し、よく考え、行動すること」です。そのための事前の知識・行動・装備は、いざという時に自分自身の生命(いのち)、さらには友達、家族の生命(いのち)を守り、救うことにつながります。そして、お父さん、お母さんが最も忘れてはならないのは『Keep Watch』です。海では子どもたちから目を離さず、楽しく子どもたちを見守りましょう。

石川仁憲さん

(公財)日本ライフセービング協会 理事 溺水防止救助救命本部長/International Life Saving Federation, Rescue Commission

海と日本PROJECTは日本財団、総合海洋政策本部、国土交通省の旗振りのもと、オールジャパンで推進するプロジェクトです。私たちを支えてくれる海の現状を伝え海を未来へつないでいくためのアクションの輪を日本全国に広げていきます。「親と子どもの海のそなえ」では水辺の事故に関する調査報告や安全で安心に海を楽しむための「そなえ」の重要性について掲載していきます。また海のそなえ体験イベントの情報についてご紹介していきます。