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お天気の素朴な\?/6連発!子ども×気象予報士さん一問一答/海のお天気教室note版

お天気教室note版、第3弾。小学生以下の子どもたちから集まった、雲や海水などの「海の天気の不思議」について、気象予報士の今井明子さんに答えていただきました。

大人になった私たちにはあまり思いつかない、のびのびとした発想の質問がたくさん集まったので、ぜひお子さんと一緒に読んで、海の天気への知識を深めてください。

お天気の専門家である今井さんから「この着眼点はすばらしい!」と絶賛いただいた質問もあるので、要チェックです!

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(プロフィール)
今井明子さん
京都大学農学部卒。酒メーカー商品企画や印刷会社営業職などを経て、現在はサイエンスライターとして活躍中。最新著書『こちら、横浜国大「そらの研究室」! 天気と気象の特別授業』(三笠書房)発売中。気象予報士として、お天気教室や防災講座の講師、気象科学館の解説員も務める。


海水編

Q.天気で海の中の色は変わりますか?

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今井:
日によって変わります。海の成分によっても色が違うので、いろんな海を見比べるのも楽しいですよ。

また、「黒潮」とよばれる潮の流れを聞いたことがありますか?日本の黒潮は名前のとおり、青黒いんです。

出典:気象庁ホームページ「黒潮」
https://www.data.jma.go.jp/gmd/kaiyou/data/db/kaikyo/knowledge/kuroshio.html


Q.晴れの日が増えると、海水は減る?

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今井:
晴れたら水が蒸発して水蒸気になるけれど、どこかで雨になって海に降り注ぎます。なので、海の水が天気によって本当に減っているかどうかは、はっきりとしたことはいえません

ただ、海水が減るときは、陸上の氷が増えるときであることは確かです。地球の長い歴史上、陸上の氷が増えて海水が減ったことはあります。

たとえば今よりも地球上が氷で閉ざされていた時代は、日本列島はユーラシア大陸と陸続きだったと考えられています。

また、温暖化で海面の水位が上昇していると言われていますが、おもな原因として「海の体積が増えていること」が挙げられます。つまり、海が温まることで体積が増えます。それで、海面の水位が上昇しているんです。


雲編

Q.海の上の雲はしょっぱいの?

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今井:
海の上にあっても、雲は真水の粒なのでしょっぱくありません。


Q.夏に見かける入道雲の一番下のはじは、海にくっついているんですか?

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今井:
すばらしい視点です!
まず先に答えを伝えると、一般的に入道雲や雷雲と呼ばれる積乱雲は、空に浮かんでいるので海にくっついてはいません。ただし船の上からや、よく見渡せる開けた海水浴場から遠くの積乱雲を見ると、雲と海がくっついて見えることがあります。このとき、その積乱雲からは雨が降っています

ぜひ一度、船の上などから見て欲しいです。雲の不思議を体感できると思います!


Q.なぜ冬は入道雲がないの?

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今井:
実は、冬にも入道雲はできています。ただできるのはおもに日本海側で、大雪をもたらします。冬の積乱雲は夏ほど背が高くないのですが、雷のエネルギーが大きいんですよ。


台風編

Q.台風が来たとき、海の中はどうなってるの?

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今井:
台風が来ると、その風によって深海にあったもっと冷たい水が上に巻き上げられて対流が起き、海が大きくかき混ぜられます

こうして、台風が去った後は海がかき混ぜられるため、海水温がぐっと下がります。また、深海の冷たい水にはミネラルなどの栄養が豊富に含まれているため、海は豊かになるんです。


***

どどんと6問、子どもたちから寄せられた「海の天気の不思議」に答えていただきました!

いつも何気なく見ている空や雲も、子どものフィルターを通せば不思議なことでいっぱいだと気づかされます。たしかに、海の上の雲って、しょっぱそうですよね。

なかなか思いきり海へ行けない状況ではありますが、お子さんと一緒にお気に入りの海を思い浮かべて、海の天気の不思議について、一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

海の天気について「これってどうなの?」と質問が浮かんだ方は、ぜひコメントしてください。質問がたくさん集まれば、海のお天気教室記事【第4弾】を作らせていただくかもしれないので、お気軽に書き込みくださいね!


※本ノートでは、他にも今井さんにお答えいただいた海の天気にまつわる記事を公開しています。ぜひ、あわせてお読みください。

雨、雷、風について知りたい方は、コチラ!
https://sonae.uminohi.jp/n/n8f001115f686

「子どもと一緒に海へ行くときの最適な天気」を知りたい方はコチラ!
https://sonae.uminohi.jp/n/n85b0e5a97540


その他、今井明子さんの最新情報は公式ブログからチェック!
https://ameblo.jp/madameakiko/

今後も海や子どもにまつわる情報を発信していきます。 ぜひ公式Twitterをフォローして最新情報をチェックしてくださいね。

ありがとうございます!よくぞ見つけてくださいました!
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減らない海辺の事故、毎年平均30人もの子どもたちが犠牲となっている現状を変えるために活動しています。海辺のワクワクを安全に。noteでは最新の活動とメンバーの想いをお伝えします。私たちの活動は「海と日本PROJECT」の一環で実施しています。http://uminohi.jp/

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