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海の事故ゼロをつくる基本は “3つの海のそなえ”=「知識」「行動」「装備」のこと

わたしたちが世の中に伝えてきたことがあります。
“3つの海のそなえ”です。

聞きなじみのない言葉かも知れませんね。“そなえ”とは何なのでしょう。
そして、わたしたちの目指す“海の事故ゼロ”と、どうつながっているのでしょう。

このノートに来てくださったみなさんに、ぜひ知ってもらいたい大切なことなので、ここでご説明します。


“海のそなえ”=海で安全に過ごす準備

“そなえ”とは、海で子どもと一緒に安全に過ごすための準備のこと。砂浜を歩いたり、波に揺られたり、海は豊かな体験と気持ちを得られる場所です。しかし同時に、いろいろなリスクも潜んでいます。

流されてしまったり、おぼれてしまったり……、毎年必ず海辺の事故が起きていますよね。海は、命に関わる危険が起こる場所でもあるのです。

どうやったら危険から、ひとりでも多くの命を守れるのか。さまざまな専門家の方たちと調査結果や、その背後にあるリスクを共有した中で、見つけた、海の事故を防ぐ基本の柱が3つありました。わたしたちはそれを、“3つの海のそなえ”と名付けました。

基本の3つのそなえとは?

基本の準備として、わたしたちは3つを定義しています。

1.知識のそなえ
海について、知ること。

海は自然の一部です。海底の深さが変わったり、波の満ち引きがあったり、天気だって変わります。潮が沖へ戻る際の流れである「離岸流」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。また、貝や魚、クラゲなどの危険生物まで、海では数えきれないほどの生き物が生息しています。

そういった海にまつわる知識を持つことが、万が一のときのリスクヘッジにつながります。


2.行動のそなえ
命を守るための、ふるまいのこと。

海水浴場へ着いたとき、まず何をするのか。ヒヤリ・ハットがおこったときには、どうするのか。万が一のことがあったときは、どういうアクションをとればよいのか。また、そういった事態にそなえて、何をしたらよいのか。

こういった、カラダ全体での準備が、行動のそなえです。

海に入る前の準備体操に始まり、水分補給や日焼け止め、ライフセーバーさんとの「今日の海で危ないところはありますか?」という会話など、やるべき行動はたくさんあります。


3.装備のそなえ
適切な装備や浮き具を、正しく使うこと。

わたしたちが、広く着用を呼びかけているのが、ライフジャケットです。多くの水辺の事故に効果があり、子どもの体格に合わせて着用することがポイントです。

一見、動きを制限されるようにみえますが、実はライフジャケットを着けることで、泳げる範囲が広がり、あそびのバリエーションも増えることを知っていましたか? 購入するのはもちろん、海水浴場によっては貸出してくれるところもあります。

以上の3つのそなえを、大人が理解し、実践することが、海の事故ゼロにつながる、そう考えています。


昨年、具体的な「3つのそなえ」について、10の例をまとめました。
ぜひ、お子さんと一緒にお読みください。

「あなたができる 海のそなえ10」

そなえについて、忘れないでほしいこと

最後に、ここまで読んでくださったみなさんに、覚えていてほしいことがあります。それは、わたしたち大人は、子どもの命を守れる可能性があるということ。

海の危険生物について教えたり、ライフジャケットを着けさせたり。大人が子どもの命を守るためにしてあげられることは、たくさんあります。

もしものときに後悔をしないよう、また、未来を生きる子どもたちが、ずっと安全に海を楽しみ続けられるように、わたしたちがアクションを起こしていきましょう。

子どもの命はわたしたち、大人が守る。

海の事故ゼロを目指すため、わたしたちは3つのそなえを世の中に広めたいと考えています。

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減らない海辺の事故、毎年平均30人もの子どもたちが犠牲となっている現状を変えるために活動しています。海辺のワクワクを安全に。noteでは最新の活動とメンバーの想いをお伝えします。私たちの活動は「海と日本PROJECT」の一環で実施しています。http://uminohi.jp/