
海辺の\ワクワク/を安全に。
あなたが子ども時代、海で過ごした思い出は何ですか?
日本財団「海と日本PROJECT」の調査(※1)によると、「海に行きたい」と思っている人は、世代を問わず70%以上。そのうち86%が、子どもの頃に海で楽しい経験をした思い出があると答えています。また、91%が、子どものうちに海体験があることが大切だと思っています。
朝日や夕日を眺めること
海の生き物や動物をみつけること
浜辺で夢中になってあそぶこと
波にゆられながら泳ぐこと
夜、浜辺から星空をみてみること etc.
子どもの心の奥深くに届く体験、海でしか得られない感動と喜びは、数え切れません。
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けれど、忘れてはいけないのが、海は大自然の一部だということ。
いま、日本の海水浴客人口は、約800万人。
年々減っている一方で、海での事故数が減っていません。
レスキューによる救助活動は毎年2000〜3000件。
そして、毎年30人前後の子どもが、海辺の事故で亡くなっています。
一見、安全そうにみえても、遊泳可能な海水浴場であっても、うきわやフロートを着けていても、事故は他人事ではありません。
「ふと目を離してしまった」「まさか危険とは思っていなかった」
自然の中に身を置くときには、命が奪われることにもつながるリスクがあることを、忘れないでほしい。
そして、わたしたち大人がリスクにそなえれば、子どもたちの豊かで安全な海体験をサポートできる。
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そんな想いから、わたしたちは「海辺の事故ゼロをつくる未来ノート」を始めます。
ここは「海辺の事故ゼロのために何ができるか、何をすべきか」をみなさんと一緒に考え、目指す場所。
同じ想いを抱くすべての人が、ともに一歩をふみ出すための、“うねり”を引き起こす場所。
海が安全に、みんなにとって楽しい思い出の場所となるために、海を知り、命の大切さを学びましょう。
親はもちろん、祖父母や親戚、学校や地域、クラブ活動など、子どもと海に出かける機会のある、すべての方。そして、かけがえのない魅力とともに、安全管理を伝えたい、海の関係者の方。
まずは、海で今起きていることに耳をかたむけてみてください。そして、得られた学びと生まれた感情を原動力に、アクションを起こし、自らの体験と感じたことをより多くの人たちに知ってもらってください。
海の安全について調べ、親の視点からのnoteを書く
海での過ごし方について、子どもと話し合う
友人家族と一緒に、子どものライフジャケットを見直す
たとえ、一人一人のアクションが小さい一歩だとしても、それぞれが集まり、境界線をこえてつながっていくことで、やがては大きなうねりとなってこの世の中を動かしていくはずです。
全国の大人が一丸となり、海とふれあう子どもたちの命を守る活動をしていく。そんな、これまで誰もみたことのない、新しい“海の事故ゼロの未来”への大きなうねりを、一緒につくっていきませんか?
※1「海と日本人」に関する意識調査2019
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2019/20190708-33532.html
わたしたちの活動は、海と日本PROJECTの一環で実施しています。